テレビショッピングで話題の商品を販売するショップジャパン公式オンラインショップより、ほったらかしカンタン調理の電気圧力なべ「クッキングプロ V3」をご提供いただきました。
使い始めて数ヶ月、クッキングプロ用のレシピ本「おまかせレシピ120」の中から色々と作ってみたんですが、レシピ通りの材料を全て用意するのが難しい時もありますよね。
最近では、レシピ本を参考にしながらも材料や調理方法を少しアレンジして自分好みにクッキングプロでお料理する事が多くなってきました。
この記事では、アレンジ調理でおすすめのお料理と、試してみて失敗したりあまり向いていないなと思う食材などを紹介します。
現在クッキングプロを使っている方にも参考にしていただければと思います。
意外にも自動調理レシピにない「牛すじカレー」の作り方
我が家では牛すじを煮込んだカレーが大人気なので、時間を掛けてでもクツクツ煮込んで作っていたのですが、クッキングプロを使い始めた時に、「これがあればすぐに牛すじカレーが作れるのでは?」と思い「おまかせレシピ120」からレシピを探しました。
しかし意外にも「牛すじカレー」という名前のレシピは掲載されておらず、カレーのレシピは無水キーマカレー、いつものカレー、和風ポークカレー、無水カレーの4つが紹介されていました。
パラパラとレシピ本を眺めていると、牛すね肉をつかったビーフシチューのレシピが目に止まったので、このページを参考にクッキングプロで牛すじカレーを作ってみることにしました。
クッキングプロで作る牛すじカレーのレシピ
具材はシンプルに牛すじ肉、玉ねぎ、にんじんのみです。
2皿分を作ります。
タマネギやニンジンなどの野菜は、クッキングプロで調理すると予想以上にやわらかく仕上がります。
玉ねぎなどは薄くすると形がわからないくらいに溶けてしまうので、ある程度形を残したい場合は大きめに切るのがコツです。
クッキングプロのフタを外して、サラダ油をひき、「炒め」ボタンを押して操作ダイヤルで6分に設定し、炒め調理を開始します。
牛すじ肉を入れて、少し色が変わってきたらタマネギとニンジンも入れて炒めます。
この時にお好みでブラックペッパーもふっておきます。
炒め調理が終わったら、水2カップを加えてフタを閉め、排気ボタンを「圧力」に設定します。
「自動調理」ボタンからレシピ番号50を選んで圧力調理を開始します。
この調理方法での圧力調理は約20分、中の圧力が下がって圧力表示ピンが下がるまで更に約30分掛かりました。
この間はほったらかしです。
圧力表示ピンが下がったら、排気ボタンを押して「排出」に設定しフタを外します。
アクがまとまって浮いているので取り除き、カレールゥと、お好みでケチャップや生姜チューブなどを入れます。
「煮込み」ボタンを押して操作ダイヤルで6分に設定したあと操作ダイヤルを押して煮込み調理を開始。
混ぜながらカレールゥを煮溶かして「End」が表示されたら完成です。
ちなみにカレールゥはエスビー食品の赤缶カレーミックスを使っています。
1皿で大さじ2杯の分量なので、今回は大さじ4杯入れました。
とろとろ牛すじカレーがお家で簡単に出来上がり!
いつもなら調理当日は我慢して煮込み続ける牛すじカレーも、クッキングプロのおかげですぐに食卓に出せました。
ほったらかし調理で牛すじはトロトロに。
玉ねぎとにんじんの旨みもしっかり溶け出て美味しい牛すじカレーが出来上がりました。
クッキングプロで作れるのは自動調理だけじゃない!
手動調理で自由自在にお料理できます
クッキングプロの専用レシピ本を見ながら自動調理でお料理を作りがちなんですが、実は自動調理メニュー以外にも、手動調理で好みのお料理が作れます。
レシピ本「おまかせレシピ120」の後半120ページには「食材別 加圧時間一覧表」があります。
材料と分量で手動メニューの調理時間が記載されているので、この辺りを参考にして新しいレシピに挑戦することができます。
頼れる楽天レシピのクッキングプロレシピ集
お料理が苦手で自動調理に頼りがちな方は、レシピサイト「楽天レシピ」にクッキングプロ用のアレンジレシピが50件以上掲載されているので、こちらも参考にしてみてください。
使い続けてわかったクッキングプロのメリットとデメリット
この数ヶ月でいろんな調理方法や食材を試してわかった、クッキングプロのメリットとデメリットを紹介します。
メリットはなんでも早くやわらかくなる!
この記事で紹介した牛すじカレーをはじめ、定番の豚の角煮や、骨付きのスペアリブなど、普段は調理に時間のかかる硬い食材も驚くほどやわらかく調理できます。
食べにくい手羽元煮も、お箸でほどける程柔らかく仕上がりました。
これだけでもお料理の幅が広がりますよね。
デメリットはやわらかくなりすぎる!調理の工夫で回避
やわらかくなるのがメリットではあるのですが、食材によっては予想以上にやわらかくなりすぎて、歯応えが楽しめない物もあります。
牛すじレシピのポイントにも書いたのですが、玉ねぎやニンジンなどの野菜は溶け込むくらいにやわらかくなるので、食感を残したい場合には大きめに切ったり、圧力調理が終わったあと、別で煮込みなどで調理する方法もおすすめです。
他にもポトフに入れるソーセージなども最初から入れて圧力調理をしてしまうと、破裂したり歯応えがなくなってしまうので、元から調理時間が短い食材は後で煮込み調理の際に加えるのがおすすめです。
お肉についても、骨付き肉などを始めほとんどはやわらかく美味しく仕上がるのですが、鶏もも肉は圧力調理をかけるとプリンとした歯応えがなくなり、旨みも溶け出してしまいお肉自体の味が薄くなったなと感じました。
専用のレシピ本「おまかせレシピ120」をよく見てみると、鶏もも肉での圧力レシピがほぼなく、鶏料理は鶏むね肉が多く紹介されています。
鶏肉で圧力調理をする際は鶏むね肉や手羽元、手羽先などがおすすめです。
鶏もも肉はタンドリーチキンなどのグリル調理がおすすめです。
圧力調理がメインのクッキングプロですが、炊飯、無水調理、蒸し調理、スロー調理、発酵調理、煮込み、炒め、温め直しの調理に加えて、最新モデルの「クッキングプロ V3」では、パンやケーキが焼けるベイク機能と、肉魚料理のレパートリーが広がるグリル機能が搭載されています。
正しく使わないと調理時間が長くなるので注意
実は、一度だけ排気ボタンを誤って、「排出」状態で圧力調理を始めた時がありました。
いつもより音が大きく、調理の匂いがしていたので途中で気づいて慌てて排気ボタンを押して「圧力」にしました。
最初から間違わなければ圧力調理3分で終わるはずだったんですが、圧力がなかなか上がらず30分掛かってしまいました。
途中で気づいたのでお料理はなんとか出来上がったのですが、このまま「排出」の状態で圧力調理をしてしまうと、食材の焦げつきなどの原因になるので注意が必要です。
排気ボタンは少しわかりにくいのですが、ボタンが下がった状態が「排出」、ボタンが上がった状態が「圧力」です。
排気ボタンの設定を間違えたまま調理をしたり、圧力設定のままフタを開けてしまったりすると、焦げつきなど調理の不具合や、フタが鍋に張り付いて落下や変形の原因になるので必ず確認を行ってください。
最初に投稿したレビューに排出ボタンや圧力表示ピンなど、クッキングプロの取り扱いについて詳しく解説していますので、ぜひそちらも参考にしてみてください。
上手に使いこなせると、普段のお料理の何倍にもレパートリーが増えるクッキングプロ。
気になる方はショップジャパン公式オンラインショップでチェックしてみてくださいね。