クリスマスシーズンにいただくお問い合わせで、「電動ぬいぐるみが動かない」「音が出ない」などのトラブルをよく伺っております。
とくにGUNDなどの輸入雑貨のぬいぐるみは、詳しい説明書などが付属していないため、「プレゼントでもらったけど動かし方がわからない」といったお問い合わせもいただきます。
状況を確認すると、ほとんどの場合が同じ対処方法で解決しておりますので、ここで紹介致します。
尚、このサイトではGUNDのムービング・ダンシングトイを中心にご説明します。
他のメーカーのおもちゃにも共通する部分はございますが、仕様が異なる場合もございますのでご了承ください。
電池で動くおもちゃの故障の原因は、ほとんどが電池
電動のおもちゃのトラブルの原因は、ほとんどが電池です。
まずは電池本体や電池ボックスを確認しましょう。
GUND製品の動くアニマルぬいぐるみの電池バックスはお尻の辺りにあることがほとんどです。
ぬいぐるみ素材のカバーをめくると電池ボックスがあるので、ネジ付きのカバーを開けて確認してください。
輸入雑貨のネジはネジ山が柔らかく、ネジ穴より小さいドライバーを使うと潰れやすいので注意してください。
ネジ穴より少しはみ出るくらいの大きさのドライバーでネジ側に真っ直ぐ力を入れるように回していきます。
電池ボックスに挟まっている絶縁体シートは取り除きましたか?
電池付属のムービングトイには、購入時に電池ボックスに絶縁体シートが挟まっています。
GUNDの製品であれば、オレンジの細長いプラスチックのシートが挟まっています。
まずはこれを抜いてください。
このシートは、電池から製品に電流を流さないためのシートなので、抜いたあとは破棄して構いません。
電池ボックスのスイッチをONにし、本体のアクションスイッチを押しましょう
電池ボックスにはONとOFFの切替スイッチがあります。
まずはここをONにしてください。
よくあるお問い合わせが、「スイッチをONにしても動かない」というトラブルですが、この電池ボックスのスイッチをONにしただけではGUNDのムービングトイは動きません。
スイッチがONになっている事を確認したら、ぬいぐるみ本体にあるアクションスイッチを押します。
アクションスイッチは、ピーカーブーベア、フラッピーザエレファント、フローラバニー、クラッピーザモンキーなどは、ぬいぐるみの足にPlayマークの刺繍があります。
ウィグルザピッグやホリデーべア、ストーリータイムベアなどは前足(または腕)にPlayマークの刺繍があります。
また、タッチセンサーで動くマイペット パドルスなどは、背中や頭や鼻を触ることで鳴いたり動いたりするものもあります。
電池の向きを確認してください。
上記を試しても動かない場合は電池のプラスとマイナスの向きが正しいか確認してください。
電池ボックスにぬいぐるみの毛や布が挟まっていませんか?
電動ぬいぐるみのトラブル解消で一番多いのが、電池の接触箇所にぬいぐるみの毛や布が挟まっている事です。
電池を一度抜いて、接触部分を遮っている物がないか確認してください。
電池が浮いていませんか?
GUNDの製品やアメリカ規格の電動おもちゃは、電池ボックスが少し窮屈です。
絶縁体シートを取り除いた際に、電池が浮いてしまっている事もあります。
電池を電池ボックスにしっかりとはめ込んでください。
最初に付属している電池はテスト電池です
GUND製品は電池付属の物が多いのですが、テスト電池のためすぐに電圧が低下する物もあります。
とくに冬、寒くなると電圧が低下しやすくなります。
動作するけど音が鳴らない、または音楽が遅い、音はなるけど動作しないなどは、ほとんどの場合が電圧低下です。
新しい電池に入れ替えてください。
故障の場合は日本おもちゃ病院協会へ
上記を試しても動かない、または遊んでいるうちに壊れてしまった場合は、「おもちゃの病院」等でご相談ください。
電動ぬいぐるみのお手入れは湿らせた布で表面を拭いてください
電動ぬいぐるみは丸洗いができませんので、ぬいぐるみが汚れた場合はしっかりと絞った湿らせた布で優しく汚れを拭き取ってください。
その他、ぬいぐるみ全般のお手入れ方法については以下の記事を参考にしてみてください。